本日のお問い合わせ紹介
2021年6月15日 サポート日誌より
お客様から、「ショートカットアイコンの画像がわかりにくい」というお問い合わせがありました。
よく使用する共有フォルダーのショートカットをデスクトップに作成したけど
他のショートカットと区別がつきにくいので何かいい方法がないかと、
お客様からご連絡がありました。
お客様のデスクトップ環境を確認したところ、
共有フォルダーへのショートカットをいくつか作成されていました。
ただ、普通にショートカットを作成するとアイコンは黄色いフォルダーマークになるので、
タイトルは違っていますが、確かに少しわかりにくい印象になります。
使いたいファイルがパッと一目でわからないと、
探すのに時間がかかったり業務効率が落ちてしまいますよね。
そこで、ひとつの方法として
アイコンを別のわかりやすい絵に変更することができることをご案内しました。
変更するには、
ショートカットを選択 → 右クリック → プロパティを選択 → アイコンを変更
ここで、好きな絵を選択します。
デフォルトでは下記の場所を参照できるようになっていると思います。
C:\Windows\system32\imageres.dll
結構たくさん種類があるので、普段自分用で使用する分には十分だと思います^^
また、ペイント等で自作したアイコンを使用することもできます。
その場合は、参照先をアイコンが保存してある場所に変更してください。
ちなみにフォルダー本体のアイコンを変更したい場合は、
フォルダーを選択 → 右クリック → プロパティを選択 → カスタマイズタブ → アイコンの変更
から実施できます。
お客様は、アイコンの画像を変更するのと同時に、
デスクトップにある必要のないものを整理して見た目にもスッキリと
わかりやすくされていらっしゃいました。
かくいう私もデスクトップによく色々なものを保存してしまうので
お客様を見習って整理せねば…です。
また、デスクトップにたくさんのファイルやフォルダーが置いてあると動作が遅くなる要因にもなります。
一度整理してみると業務効率がアップするかもしれません^^
デスクトップも実際の机と同じように整理整頓しておかないと、作業の効率が悪くなりそうですね。時々どちらも掃除をしましょう。
Windows10の標準アイコンについて
今回、Windows10ではフォルダーやショートカットのアイコンが変更できることをお伝えしました。
自分で用意した画像に変更することもできますが、
いちいち用意するのは大変だし、ちょうどいい画像もない…という場合や、
Windowsで使用されている画像と同じものを使用したい場合には、
Windows10に標準で搭載されているアイコン画像も利用できます。
そこで、Windows10の標準的なアイコンがどこに保存されているかや、
どのようなアイコンが格納されているかをご紹介します。
Windows10でデバイス・フォルダー・ファイル・ごみ箱などの表示で利用されている
おもなアイコンは「C:Windows¥¥system32」フォルダー内の
ライブラリファイル(拡張子がdllのファイル)などにパッケージ化されて格納されています。
アイコン画像の種類 | 格納場所 |
---|---|
Windows10のデフォルト表示 | C:\Windows\system32\imageres.dll (先に紹介したデフォルトで参照できる) または、 C:\Windows\system32\shell32.dll |
ディスプレイやスピーカーなど、デバイス関連 | C:\Windows\system32\DDORes.dll |
ハードウェアや入力インターフェース | C:\Windows\system32\setupapi.dll |
「Windows Media Player」関連 | C:\Windows\system32\wmploc.dll |
ここで紹介した以外にも「C:\Windows\system32」フォルダー内の
いくつかのライブラリファイルやexeファイルにはアイコンが含まれている場合があります。
どのファイルにどんなアイコンが格納されているか確認したい場合は、
「IconExplorer」などのアイコンビューアーを利用する方法があります。
2021年の秋ごろにリリース予定のWindows10の機能更新(21H2)では、スタートメニューやタスクバーのデザイン、アイコンの変更といった比較的大きな更新が行われるという情報もあります。
従来からのフォルダーやファイルなどの印象がガラッと変わるようですので、ちょっと注目です。