本日のお問い合わせ紹介
2021年7月28日 サポート日誌より
サーバーが社内に一台あるお客様から、今度の土曜日にビルの計画停電があるが
何かしなければいけないことがあるかとお問合せがありました。
計画停電の際は、事前にサーバーの電源を落として準備をしておく必要があります。
突然サーバーの電源が落ちてしまうと不具合の原因になる恐れがあるからです。
サーバーの電源オフは、お客様にお時間を調整していただけましたら、
自動で電源が落ちるように設定することが出来ます。
電源オンについては、お客様のサーバー環境にもよりますが
infinityより遠隔で起動が出来ます。
(サーバーの状況によっては手動で現地の方に電源ボタンを押していただく場合もあります。)
そのため、停電のお時間を伺い、
電源オフしてもいいお時間を教えていただき当日対応するというのが
大まかな流れになります。
サーバーの電源をオフにする時には、シンクライアント利用のユーザーの皆様に
シンクライアント内で開いたままのデータや、
保存していないものが無いようにしていただくことも重要です。
電源が落ちると未保存のデータが失われてしまう可能性があるからです。
事前に停電があると通知があった場合には、上記対応をさせていただきますので、
ご連絡をいただければと思います!
停電時に気を付けることは?
ここ数年、豪雨による被害が増えていますが、
そうした大雨のときは落雷を伴うこともあります。
特に落雷による停電はサーバーやパソコンにとっては大敵です。
今回のお問い合わせのように、
計画的な停電は事前に対応をすることでトラブルを防ぐことはできますが、
突然の停電は備えることが難しいですよね。
そこで、突然停電したら、どんなことに注意したらいいのか、
ポイントを紹介しましょう。
まず、停電後に以下のような症状がある場合、
何らかのトラブルが発生している可能性が高いです。
- アクセスができなくなる
- 共有の特定フォルダ、ファイルしか開かない
- アクセスランプが異常を示している
- エラー音を発している
- 時々異音がする
原因としては、
1. ショートなどによる基板へのダメージ
2. 制御システムに異常が発生
3. データを読み書きする部分(磁気ヘッド)の損傷、固着など
が考えられます。
ここで注意!
調子が悪いからと何度も電源を入れ直したり、
トラブルが発生した可能性がある状態で使用を続けると、
損傷している部品へのダメージが蓄積して障害がさらに悪化してしまい、
最悪の場合、データの復旧が困難になる場合があります。
停電から復旧したら、まず正常に動作するかどうかの確認を行い、
アクセスできない場合は、異音がしているかどうか確認する程度に留めてください。
もし普段と様子が違うと感じたら、すぐに使用を控えて対応を依頼しましょう。
事前にできることは?
- 対雷サージ付きの電源タップを活用する
- UPS(無停電電源装置)を導入する
- データを普段からバックアップする
対雷サージ付きの電源タップを使うことで、
落雷による急激な電気の流れ込みを防ぐことができます。
UPSは、停電が起きてもUPSからの給電に切り替わるので、
自動的にシャットダウンさせるなどの設定を施すことで、より安全に運用できます。
そして、万が一に備えてデータのバックアップが重要です。
またバックアップの強化など、気になることがございましたら、いつでもご相談下さい。