この記事の内容
アイコンの左下に付く×(バツ印)は、そのファイルやフォルダー、ドライブが「いまは正しく使えない状態」であることを知らせる印です。会社のパソコンで多いのは、OneDrive の同期ができていない(赤い丸に白い×)か、ネットワークドライブにつながっていない(ドライブのアイコンに赤い×)かのどちらかです。この印はボタンではないため、×をクリックしても消えません。原因が解消されると消えます。
表示が古いまま残っているだけのこともあるので、まずは「F5」キーでの更新を試してください。
まず「F5」で表示を最新にする
「F5」キーは、作業中のウィンドウを最新の情報に更新するキーです。
- デスクトップの何もない所をクリックする(フォルダーの中のアイコンなら、そのフォルダーのウィンドウの何もない所)
- キーボードの上の段にある「F5」キーを押す
先にクリックしておくのは、「F5」が作業中のウィンドウに効くためです。PowerPoint など別のアプリが前面にあると、そのアプリの「F5」の働き(スライドショーの開始など)になってしまいます。
更新しても×が残るなら、表示だけの問題ではありません。次の表で、どの×かを見分けてください。
×の種類を見分ける
| 見える場所 | 見た目 | 意味 |
|---|---|---|
| OneDrive で同期しているファイル・フォルダー(デスクトップのアイコンや、エクスプローラーの「状態」の列) | 赤い丸に白い× | OneDrive がそのファイルやフォルダーを同期できない |
| タスクバーの右端(通知領域)の OneDrive の雲のアイコン | 雲に赤い丸と白い× | 同期できないファイルやフォルダーがある |
| エクスプローラーの「PC」に並ぶネットワークドライブ | ドライブのアイコンに赤い× | そのネットワークドライブにつながっていない |
このように、アイコンに重ねて状態を示す印を、オーバーレイアイコンと呼びます。OneDrive 以外のクラウドやバックアップのアプリも、同期できないときに似た印を付けることがあります。その場合は、そのアプリの画面で状態を確かめてください。
OneDrive の×(赤い丸に白い×)を消す
OneDrive は、パソコンの「ドキュメント」や「デスクトップ」などのフォルダーを、クラウドと同じ中身に保つ(同期する)しくみです。デスクトップを OneDrive で同期しているパソコンでは、デスクトップのアイコンにも同期の状態を示す印が付きます。
赤い丸に白い×は、Microsoft の説明では「ファイルまたはフォルダーを同期できない」という意味です。次の順に確かめます。
- タスクバーの右端(通知領域)にある OneDrive の雲のアイコンを選ぶ
- 表示された問題の内容を読み、案内に沿って直す
よくある原因は次のとおりです。
- ファイルをアプリで開いたまま……開いている間は同期されません。保存してアプリを閉じると同期されます。
- ファイルにアクセスする権限がない……ファイルのプロパティの「セキュリティ」タブで、自分のアカウントに読み取りと書き込みが許可されているかを確かめます。
- OneDrive の容量がいっぱい……容量を超えると、新しいファイルのアップロードや同期ができなくなります。
雲のアイコンが見当たらないときは、アイコンが隠れているか、OneDrive が動いていない可能性があります。また、×ではなく、雲のアイコンに一時停止の記号が付いているときは同期を一時停止している状態、灰色で線が入っているときはサインインしていないか、設定が終わっていない状態です。
ネットワークドライブの×(ドライブに赤い×)を消す
社内のサーバーや NAS の共有フォルダーを「Z:」などのドライブとして割り当てていると、つながっていないときに、エクスプローラーの「PC」でそのドライブに赤い×が付きます。サインインしたときに「すべてのネットワーク ドライブを再接続できませんでした」という通知が出ることもあります。
よくあるのは、次のような場面です。
- 在宅や外出先で、社内のネットワークにつながっていない(VPN をつないでいない)
- サインインした直後で、ネットワークにつながる前にドライブを探した
- サーバーや NAS が止まっている
- 社内のネットワーク(在宅なら VPN)につながっているかを確かめる
- エクスプローラーの「PC」で、×の付いたドライブを開いてみる
- 中身が表示されれば、接続は戻っています。「F5」で表示を更新すると×も消えます
開けないときは、ほかの人も同じドライブを使えないかを確かめたうえで、社内のネットワークの管理者に伝えてください。
「×を押しても消えない」ときは
アイコンの×は、押しても消えない
ここまでの×は状態を知らせる印で、押して消すボタンではありません。消すには、上の手順で原因を解消します。
ウィンドウの右上の×を押しても閉じない
アプリが処理の途中で反応しなくなっていると、右上の×(閉じる)を押しても閉じないことがあります。次の順に試してください。
- 少し待つ(大きなファイルの保存や読み込みの途中なら、終われば閉じられます)
- そのウィンドウをクリックしてから「Alt」+「F4」を押す(作業中のウィンドウを閉じるキーです)
- それでも閉じないときは、「Ctrl」+「Shift」+「Esc」でタスク マネージャーを開き、「プロセス」の一覧でそのアプリを選んで「タスクの終了」を押す
反応しないアプリは、タスク マネージャーの一覧に「応答なし」と出ていることがあります。「タスクの終了」で閉じると、保存していない内容は失われます。また、デスクトップが選ばれた状態で「Alt」+「F4」を押すとシャットダウンの画面が出るので、そのときは「キャンセル」を押してください。タスク マネージャーの開き方はタスクマネージャーを起動したいでも紹介しています。
右上の×そのものが見えない
ブラウザーなどが全画面表示になっていると、右上の×を含むタイトルの部分が隠れます。Microsoft Edge では、「F11」キーで全画面表示のオンとオフを切り替えられます。
会社で使うときに気をつけること
- OneDrive の×を放っておかない。×が付いたファイルは、その時点の変更がクラウドに保存されていません。パソコンが故障すると、その変更は取り戻せないことがあります。
- ネットワークドライブが×のままの状態で、そこへ保存しない。つながっていない保存先には保存できません。先に接続を戻してから作業してください。
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