本日のお問い合わせ紹介
2021年5月26日 サポート日誌より
お客様から、いつからかはわからないが、URLやメールアドレスをExcelに打ち込んでも
ハイパーリンクにならなくなってしまった、という連絡がありました。
ちなみにハイパーリンクとは、
テキストや画像に埋め込まれたリンクのことです。
Excelでハイパーリンクを使うと、クリック一つで指定したWEBページに飛んだり、
パソコン内にあるファイルを開いたり、別のシートやセルに移動することができます。
ハイパーリンクが機能していると、
リンクの文字は下線付きの青色の文字で表示されます。
クリック済みの場合は下線付きの紫色の文字になります。
※デフォルトの色のため、設定により色の変更が可能です。
お客様の環境に画面を共有してExcelを確認したところ、
自動でハイパーリンクにする設定が外れていましたので、
以下のように設定をしました。
ファイル → オプション → 文章校正 → オートコレクトのオプション → 入力フォーマット →
[インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する] をチェック
設定した後は、正常に動作することを確認していただきました。
ハイパーリンクは便利な機能ですが、文書によってはハイパーリンクになると
逆に操作が煩わしくなってしまう場合もあると思います。
その際には、上記「ハイパーリンクに変更する」のチェックを外すことで
自動でハイパーリンクにならないようにもできます。
一度試してみていただければと思います^^
Excel の入力支援機能
Excel には、次のような入力支援機能が搭載されています。
- オートコンプリート
- オートコレクト
- スペルチェック
いずれの機能も、デフォルトで有効に設定されていますが、
それぞれどのような機能でしょうか。
オートコンプリート
この機能は、セルにデータを入力するときに先頭の何文字かを入力すると、
同じ列の他のセルに既に入力されているデータから入力候補を自動的に表示してくれる機能で、
同じデータを何回も入力するときには便利な機能です。
ちなみに、オートコンプリートではないですが、
ショートカット(「Alt」キー+「↓」キー)を利用する方法もあります。
セルが選択された状態でこのショートカットキーを押すと、
同じ列の他のセルに既に入力されているデータがプルダウンリストとして表示され、
そこから選択して入力することができます。
オートコレクト
この機能は、入力した文字を自動的に修正してくれる機能です。
たとえば、
・英単語のスペルミスを自動的に修正してくれる
・英単語の先頭を自動的に大文字に修正してくれる
・2文字目を小文字に修正してくれたりしてくれる
また、今回のお問い合わせにもあった、URLやメールアドレスを
自動的にハイパーリンクに変更してくれるのもこの機能です。
ただし、オートコレクトを利用していると、
アルファベットの文字列が英単語のスペルミスと判断されて、
意図しない修正が行われることがあります。
たとえば「hsa」と入力すると「has」に、
「acn」と入力すると「can」に修正されてしまいます。
このような意図しない修正を避けたい時には、
オートコレクト機能をオフに設定します。
スペルチェック
この機能は、セルに入力した英単語のスペルをチェックして、
修正候補を表示してくれる機能です。
スペルチェックを行うには、スペルチェックするセル範囲を選択して
「校閲」メニューの「文書校正」にある「スペルチェック」をクリックします。
なお、ワークシート全体に対してスペルチェックを行うときは、
A1セルを選択してから「スペルチェック」をクリックします。
この操作をすると、修正が必要と考えられる単語があれば、
「辞書にない単語」としてポップアップ表示されるので、
修正する場合は「修正候補」から単語を選択して「修正」をクリックし、
修正しない場合は「無視」をクリックします。
ここで「すべて修正」や「すべて無視」をクリックすると、
同じスペルの単語が入力されているセルのデータをすべて修正したり、
すべて無視することができます。