Outlookが起動できない?

本日のお問い合わせ紹介

2021年5月25日 サポート日誌より 

お客様から、「Outlookが起動できない」というお問い合わせがありました。

お客様から、昨日までは問題が無かったのに、
今日突然 Outlookが起動できなくなってしまったとのご連絡がありました。

画面を共有して一緒に確認させていただいたところ、確かに起動できず、
“*** .pstは見つかりません”というエラーが出てくる状態でした。
ちなみに、“.pst”という拡張子は、Outlookのデータファイルを表します。

Outlookを利用していれば、pstファイルはユーザー環境のどこかに必ず存在しています。
バージョンによってpstファイルが保管されている場所は異なりますが、
Outlook2013以降のソフトをご利用であれば、
デフォルトの状態では“ドキュメント”の中にあるはずです。

さて、今回はpstのパス(保管場所)にpstファイルが見つからないというエラーでしたので
まずpstファイルがちゃんと存在しているか確認したところ、無くなっていました。

お客様に何かされたか確認したところ、ドキュメント整理をした際に、
利用しないと思い消してしまったかもしれないとのことでした。

そのため、弊社にて取得しているバックアップからpstのファイルを復元したところ、
Outlookが開くようになりました^^

データファイルが無いと開かなくなってしまうことをご説明して対応を終了しました。

アプリが使用しているファイルもありますので、普段見慣れない拡張子のファイルは特に慎重に作業してください。とはいえ、やはり、不要なデータを整理することは大切です…。

pstファイルにも容量制限がある!

今回の対応で出てきたpstファイル(Outlook.pst)には、
Outlookのメールデータが収められています。
実は、このpstファイルの容量が大きくなると、
受信トレイを開くのに時間がかかるなどの弊害が出てきます。
快適に動作するようにするには、pstファイルの容量を減らすことが必須です。
それには、古いメールをアーカイブする方法が有効です。

古いメールをアーカイブすると「archive.pst」という別ファイルが作られます。
Outlookの画面上では「保存先」という項目が作られ、
受信トレイなどの各トレイにあった古いメールは「保存先」内の各トレイに移動します。
過去のメールを確認したいときは、アーカイブ上で検索したり閲覧したりすることが可能です。
アーカイブにデータを移した上で、Outlookのデータファイルを圧縮することで、
Outlook.pstファイルの容量を減らすことができます。

archive.pstファイルは、初期設定では「ドキュメント」フォルダー内に作成されます。
数年分ものメールが溜まっている場合、
archive.pstファイルの容量は数百Mバイト~数Gバイトにもなる可能性があります。
サーバーやローカルディスクに十分な空き容量がある場合はいいのですが、
空き容量にあまり余裕がないようなら、
外付けハードディスクなどの外部ドライブに作成するのがおすすめです。

Outlookを快適に利用するために、普段からメールの整理をしたり、古いメールのアーカイブも必要に応じてやってみてください。
その際、外部ドライブのことなどでわからないことがありましたら、サポートへお問い合わせください。

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