あらた税理⼠法⼈

井上 新様

事務所の現状に合ったものを導入しなければいけない、未来に結び付けていかなければいけないなど、いろいろテーマを考えて、今こそ導入しなければと。

企業名
あらた税理⼠法⼈
事業内容
あらた税理⼠法⼈様は1987年の創業以来34年に渡り、中⼩企業の経営者の税務⾯はもちろんのこと、スタートアップする起業家や、事業継承で会社を任された経営者などの⽅々を全⼒で応援されてきました。関与先の企業をはじめ、地域全体のまちづくりに⾄るまで、専⾨家集団の提携を広げながら、積極的に活躍をされておられます。
住所
〒470ー1151 愛知県豊明市前後町鎗ヶ名1816-8 AIビル
ウェブサイト
https://iarata.com/

はじめに、あらた税理⼠法⼈様の事業概要を教えていただけますか?

私たちは平成28年10⽉に税理⼠法⼈になり、もともとは1987年の創業ですから昭和61年かそれぐらいに独⽴創業しました。
税理⼠業務が中⼼で、スタッフは中⼩企業診断⼠も多くITコーディネーターや⾏政書⼠など、いろいろな資格の中で、お客様の発展のために何かお⼿伝いができないか、ということでやらせて頂いております。

事務所の⽬標は「あなたの成功のお⼿伝いこそ、わが⽣涯の仕事です」をテーマにしています。経営者の⽅々がいろいろなお悩みをお抱えのところを夢に向かってチャレンジして頂きたいと思っております。
経営コンサルタントですので、いろんなことをやっている⼿前、今回のテレワークは、我々にとってはかなり挑戦的な話ですが、是非実施したいということで、今回インフィニティさんにお願いした次第です。

テレワークが今回の大きな課題でしたが、実際に導⼊する前に困っていたことや、お悩みだったことを教えていただけますか?

真っ先に悩んだことは、税理⼠事務所というのはもともと税理⼠法という法律に基づいて成り⽴っている業種で、その法律がなかなか時代遅れで、テレワークになじまない業種であると⾔えます。
税理⼠会の中でも、税理⼠法を今の時代に合わせてやっていこうという動きがあり、私もいろいろな役職をやらせて頂いている中で働きかけはしていますが、なにせ法律というのはなかなか変わりません。ですから、その税理⼠法の下で動いていることが、まず最⼤の悩みです。

具体的な例ですと、二ヶ所事務所問題。
登録している事務所以外で税理⼠業務をやってはだめなんです。それが、テレワークになると明らかに事務所以外で業務を行うわけですから、それがまず最⼤の問題です。資料は持ち出せないし、いろいろな問題が起きてしまいます。
電⼦申告を15年くらい前に⽇本で最初に実施することに携わったのですが、その時にいち早く事務所ではなく、新幹線の中とか、海外に⾏った時などに電⼦申告したんです。そうしたら、いきなりクレームがつきました。どこでやっているんだみたいな。ですから、その時からずっと悩んでいました。そうした、二ヶ所事務所問題にならないようにするというのが最⼤の問題ですね。

もう⼀つは善管注意義務違反。
これはどこの経営者でもある話ですが、僕の資格で何⼈かのスタッフが働く時、ちゃんと管理下に置いていなければいけない。
テレワークになるとどうしても⾃分の⽬から離れるので、何も報告がなかったら、結局何を管理していたんだということになり、もしそこで事故が起こったら最悪ですよね。そこが恐い。その⼆つが今まで導⼊に躊躇していた最⼤の原因です。

物理的な問題は、資料を⾃宅に持っていくので、関与先企業の⼤事なデータとして預かったものを事務所以外に持って⾏ったら、やはりそれは問題でしょう。それを電⼦データ化して、サーバーに⾒に⾏くという話であればわかる。
あるいは、ノートパソコンに⼊れてデータを持っていけばいいのか、という話も当然出てきますが、情報漏洩が出ないかというセキュリティ問題が⾮常に⼼配ですね。
そういうことで、テレワークに関しては話が出たころからずっとやりたくて悩んでいましたが、コロナ禍が起きてテレワークが必須になってきて、是非ともお願いしようということになったわけです。

ありがとうございます。
最先端のことを手掛けつつ、業界としての制限があったりしてテレワークをなかなか始められなかったのが、今回コロナ禍になったことが、導⼊するきかっけになったのですね。
それでは、実際に私どもインフィニティと、今回ご導⼊頂いたオフィスクラウドというサービスですが、知っていただいたきっかけは、実はかなり前のことなんですよね?

そうなんです。現代表の⼤畑さんのお⽗様と、創業された頃にたまたま税理⼠会のご縁で知り合い、私どもの⽀部で講演して頂いたき、シンクライアントというものを初めて教えて頂いたんです。これだ、とその時は思ったんですよ。
しかし、さきほどのような諸問題があって、やっぱりまだ時期早尚で、どうしようと思っているうちにここまできてしまった。
オフィスクラウドについては、やはりクラウドの時代だから、シンクライアントとクラウドを結び付ければ何かできるだろうと、うちのマネージャーの藤井君に相談したら、⼤畑さんを紹介されて「あ、息⼦さんだ」と、これはご縁だと思い、それでお願いした次第です。

ありがとうございます。数年来の縁がつながったのが今年だったということですね。
それでは、オフィスクラウドというサービス⾃体に興味を持って頂いた経緯はお話頂きましたが、導⼊しようと思ったポイントというのは、どういうところだったのでしょうか?

コロナ禍だということ、事務所の人数も増え、⼤きくなっていくと、机だけでも⼤変だし、お客様の⽅もIT化する。
そういったことで、事務所の現状に合ったものを導入しなければいけない、未来に結び付けていかなければいけないなど、いろいろテーマを考えて、今こそ導⼊しなければと。
実際、事務所としては、ネットの速度がちょっと気になっていて、イライラすることもあり、その辺も現状解決できるという想いもありました。

あとは、細かくフォローして頂けるところです。突然⽌まったときに、電話して、あーそうか、と動かせたらいいなと、そういう⽅が欲しかったというのも導⼊したポイントでもあります。最終的には、24時間365⽇フォローして頂けたら、ありがたいと思っています。
インフィニティさんを選ばせて頂いたのはご縁ですが、⼀番ありがたいと思ったのは、中⼩企業だけでなく会計事務所でも導⼊されていることで、これはなかなかないので、そこが導⼊したポイントです。

ありがとうございます。
では、実際に導⼊して使って頂いた感想はいかがでしたでしょうか?

テレワーク時、⾃宅にいてもそのまま事務所の共有フォルダを⾒にいける、そこに資料があるわけではなくて、ちゃんと電⼦データを⾒にいけることで、先ほどのいろいろな法律的規制もクリアできるんじゃないかと考えており、⾮常にありがたいです。
特に、全部資料というのは危ないんですが、会計資料については、会計ソフトのインストールを各パソコン毎に行うのではなく、サーバーの⽅でアップデートすればいい、これはすごく⼿間が省けるし、正しいバージョンで行えるので、ありがたいなと思います。
あとは、短時間のパートさんもいるものですから、特定のパソコンを利用してもらうのではなく、パソコンを共有できるということですね。シンクライアントであれば、そこにデータが残るわけではないので共有が可能になります。⾃分の仮想のデスクトップができたことで、普段使うアイコンをデスクトップに置いたり、ログインのIDパスを記憶させたりできるようになり、いろんな効果が発揮できており、実際に使ってよかったなと思います。

ありがとうございます。
先ほど、24時間365⽇サポートのお話がありましたが、実際に利⽤して頂きましたでしょうか?

いろいろと細かく利⽤させて頂いていると報告をもらっております。
本当にありがたいですね。特にありがたいのは、シンクライアントだけではなく、その他のITに関する諸々についても回答してもらい、問題が少しずつでも解決できていくことが、うちの事務所にとってはありがたいですし、それが財産になっていくと思います。
それから、もう⼀つ。リモートでサポートできるのはすごい。画⾯をそのままリモートで操作して頂いて、いろいろと問題解決できるというのは、これは最⾼にありがたいことです。

ありがとうございます。
それでは、使ってみて不便なこと、お困りになったことはございますか?

⼀⾔でいうと、慣れが⾜りない。私もらく認(2要素認証)をやってなかなか上⼿くいかなくて、理屈を教えてもらっても、ぱっとそのままいかなかった。要はタイミングと慣れの問題なんですけどね。でも、イライラしているときにやろうとすると、結構失敗してしまう、そこがちょっと不便かな。
あとは、シンクライアント上で⾏う業務と、パソコン上で⾏う業務の切り分けが必要な場合があるので、慣れることと、もう少し時間を経ることで、クリアできる問題だと思います。ちょっと迷うことは、新しいものですからあるのは当然です。これはこちらの問題として慣れていきます。

ありがとございます。
シンクライアントだと、どうしてもリモートなので、WEBカメラなどの会議とかZOOMなど、そういうのはどうしてもパソコンの中でやっていただかなくてはならないので、その切り分けが難しいところですね。
それでは、もともと導⼊のお悩みであったテレワークですが、いろいろな会社がコロナ禍の中でテレワークを検討されている中で、あらた様として実施した感想や課題を教えていただけますか?

税理⼠法の業務ということで、いろいろと法律に則ってやらなければならないという縛りがあるのですが、これからの時代において、我々の業種こそやらなければならない。
あまり⾔うことは憚られるかもしれないですが、やれやれと⾔っている議員さんもどんどんやらなければならないと思うくらい、便利です。密に集まってやるより、みんなでテレワークすれば⼗分にできます。
私は、コロナ禍になって税理⼠会にZOOMを導入し何百という会議をやっていますが、むしろ、時間が短く内容を濃く会議ができるので、これからテレワークだけでなく、WEB会議などをドンドンやっていくべきだと思います。
事務所的な業務では、お客様とテレワークを使って、時間を短く、でも内容を濃くできると思うので、アフターコロナはテレワーク、絶対これだと思っています。

課題はなかったですか?

課題はやっぱり操作と慣れですね。WEB会議を導⼊したものとして、こちらはある程度できていても、受け手側の情報リテラシーが弱いとなかなかついてこれず、結局、最終的に⾏った⽅がいいみたいな話になってしまうパターンが多い。
でもそれをクリアできるように、いろいろと考えていかなきゃならないと、WEB会議に関しては思います。テレワークもそうだと思います。みんなも慣れていかないと、時代ですから。

社内だけではなく、お客様とのコミュニケーションということですね。ありがとうございます。
それでは、いろいろなことに挑戦して頂いていて、例えば、Office365も使って頂いていますし、その中で今後われわれインフィニティに期待して頂けそうなことを、よろしければ教えていただけますか?

今本当に満⾜していますし、ありがたいですが、今後とも悩んだときに細かく指導して頂けることが⼀番⼤事だと思います。ルール作りなど、これからまだ、もっときちんとしていかなければならないですが、そんな中でも、困ったときに対応していただける、これが、⼀番インフィニティさんに期待していることです。

本⽇はお忙しいところ有り難うございました!

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