シンクライアントとパソコン運用を比較しよう

シンクライアントはアプリケーションもデータもサーバー上で一括管理されます。このことは運用上でも様々なメリットがあります。

シンクライアントは管理がとっても簡単!

パソコン運用の場合、アプリケーションは各パソコン毎にインストールされるので、パソコンの導入時期や運用上のなんらかの要因でアプリケーションの種類やバージョンが異なることが多くなります。そのため、管理担当者はパソコン管理はパソコンの台数分発生します。バージョンアップ作業も一台ずつパソコンを廻って作業しなければなりません。パソコンによってアプリケーションが異なっているので非常に面倒で根気のいる作業になることもあります。当然時間もかかりますので、本来の業務のための時間を逼迫してしまうこともあるでしょう。

その点、シンクライアントはサーバー上で一括管理されているため、アプリケーションの種類やバージョンは統一されておりサーバー上の作業だけで済みます。パソコン1台ずつ作業する必要がありません。

シンクライアントならバックアップ作業も簡単!

従来のパソコン運用の場合、サーバーはサーバー(共有フォルダなど)のバックアップ、パソコンにデータがあればパソコン1台ずつのバックアップをする必要があります。しかし、そのバックアップが複雑で面倒な作業で、バックアップの取り忘れや抜けが発生してもチェックが難しいなど、バックアップに関する悩みの声がよく聞こえてきます。また、バックアップソフトを台数分だけ購入するなどのコストも悩みの種です。バックアップはきちっと運用できていなければ、いざという時正しく復元できずバックアップをとる意味がなくなってしまいます。

それに比べてシンクライアントの場合、バックアップもサーバー上で一括バックアップをとるため、当然パソコン毎のバックアップ作業は必要なく、面倒な作業も必要ありません。

シンクライアントならフリーアドレスも簡単実現!

フリーアドレスとは、社員が自席を持たず、自由に働く場所を選択できる働き方(スタイル)です。 従来のオフィスでは、決められた場所にデスクを配置して一人一台デスクが与えられ、その与えられたデスクに座って働いていました。その自席という概念をなくし、空いている席や時にはカフェや自宅、サテライトオフィスなど、自由な場所で働くことができるスタイルです。

パソコン運用の場合、各自に割り当てられたパソコン上のデスクトップを使います。もしデスクの移動や人事異動等で働く場所を移動する場合、パソコンも一緒に引っ越しするか、新しく割り当てられるパソコンに対して設定作業が発生します。もし、フリーアドレスにしよう!としてもパソコンの扱いが重荷になるか、せっかくのフリーアドレスの効果が薄れてしまうかもしれません。

シンクライアントならば、どのパソコンからでもでサーバー上にある各自のデスクトップを起動して作業することができるので、自分専用のパソコンは必要はありません。作業したい場所にあるパソコンを使えばいいので、移動する時も苦労がありません。このことは、オフィスレイアウトの変更や人事異動に伴うパソコンの移動作業がぐんとラクになります。

シンクライアントなら運用管理コストも削減!

パソコン運用は、新入社員やシステム利用者が増えるなど、
必要なパソコンや端末の台数が増えた場合、増えるパソコンや端末1台ずつに 、
 ・OS やアプリケーションのインストール
 ・プリンタドライバなどの設定
 ・メール環境の設定
 ・OSやアプケーションのアップデート
 ・セキュリティ対策
などの作業が発生します。その作業の費用(外注費や人件費)もかかります。
シンクライアントならば、
 ・サーバー上にユーザーを作成
 ・ユーザー個別の設定
 ※別途ライセンス等は必要
 ・端末に接続設定
上記設定作業だけで利用できるようになります。

また、各パソコンには勝手にアプリケーションをインストールできない仕組みであるため、セキュリティ強化や無用なトラブルの防止にもなります。トラブル対応が少なければ運用にかかるコスト負担も削減できます。

このように、シンクライアントはパソコン運用に比べてとても便利な仕組みなのです!

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